FRP（強化プラスティック）の成形技術を持つ当社では、プレス成型を通して、 住宅関連製品（キッチンカウンター、浴槽、ユニットバス部材、パネルタンク他）をご提供し、豊かな生活の演出に貢献しています。
特に、人工大理石によるキッチンのワークトップは、様々な形状の成形とともに、その大きさへの対応も大型プレス設備により実現しています。 特にキッチンは、当社の長年のノウハウを生かしたオリジナルキッチンカウンターもご提供するなど、FRP素材 の特徴を熟知しそれを成形に生かしながら、 お客様に高い満足をいただける製品をご提供してい る企業です。

当社はSMC（Sheet Molding Compound）成形法およびBMC（Bulk Molding Compound）成形法で様々な製品を成形しています。 この方式は、複雑な形状で高品質な成形が可能で、成形サイクルが早く大量生産に適している反面、 それを支えるプレス、金型、加熱装置等の設備投資が不可欠になりますが、当社ではお客様のご要望を実現するために、 大型プレス設備のSMC成形プレス機も導入し対応しています。 また、成形するものの大きさにも柔軟に対応するため、 複数のテーブルサイズSMC成形プレス装 置を配置し、幅広いご要望に対応しています。 なお、特殊なものに関しては、 ハンドレイアップ生成により製品化することもあります。

ＦＲＰ成形において、その製品の要求品質管理には
・成形プレス機での重量
・プレス機の特性の熟知とコントロール
・温度管理
・材料の保管方法と異物混入防止
などで、高い要求品質レベルを確保していきます。
成形された製品は、ひずみ、かけ、反りなどの複数の側面から品質検査を行い、品質基準に適合し ない成形品は厳しく除外します。 この品質管理の方法により極めて高い精度の製品がお届けできており、 お客様からも高い評価と 継続的なオーダーをいただけている理由の一つでもあります。

当社では、1500トンプレス機に裁断・投入積重ね・脱型・裁断まで、すべて自動で行える生成ラインをフルオーダーメイドで設置し稼働させています。 この自動生産ラインは、材料のチャージパターンの工夫や脱型の方法の工夫により、素材を効率的に使用しながら、少人数で多くの生成を可能にしました。 併せて、プレス機での最適な温度、最適な硬化・プレス時間の標準数値をもとに、天候その他の条 件を勘案して行う高いノウハウに基づくオペレーションも、生産性に大きく貢献しています。

ＦＲＰ樹脂の裁断、投入積重ねおよびプレス成型後の製品脱型の自動装置 素材の特性を考慮した生産ラインで、日本で唯一の設備。

プレス業界では非常に珍しい自動装置です。
プレス機前後の工程はほぼ人手による作業が主流で、これを自動化するには専用の機械を組み合わせるだけでなく、 実地検証を繰り返し、最適な状況を選定することと同時に多大な投資も必要です。

当社は、他社にはない設備環境で高い品質の製品を早いサイクルでお届けすることを実現するために、自動装置を開発しました。